バスに乗ってどこまでも!2004/6/4ふくやんの話。あれはそう、大学2回生のころの私はすごく多忙な毎日を過ごしていた。 何故か、それは大学に通いつつ、専門学校にも通い、しかもその学費を稼ぐためにバイトを2つ掛け持ちするという状態だったのです。 特に土日は2つのバイトのダブルヘッダーで睡眠時間は3時間という状態で、常に睡眠不足だった。 しかし、その睡眠不足が原因であんなことを言ってしまうとは・・・。 そんな10月のある日、その日も私は朝からバイトでAM5:10ぐらいの次発の電車でバイト先に向かいAM9:00まで働いて大学に向かった。 そして、大学では2限、3限と授業を受け、その後チラッとテニスサークルに顔を出し、PM7:00からの専門学校に向かった。 そして、梅田の学校でPM10:00まで授業を受け、帰路につくそこからまだ自宅までは1時間ほど掛かる。 この時点で私は、ヘトヘトであったが、その上この日にはもうひとつ片付けないといけないことがあった。 それは、当時付き合っていた人にお別れしなければならないと言うこと。 ま、色々と言われたが、その用事を電話で済ませ。ホッと一息。ある種、精神的に開放された感はあった。 そして、ついでにバイトの後輩に電話を入れた。(なんとなく入れたこの電話である意味ドロヌマにならなくて済むことになるとはこのときは知らずに) で、取り留めのない話を電車の乗り継ぎのホームでして、電車にのり、最寄の駅につく。 そして、バイク(原付)に乗って家に向かった。 そこまでは確実に覚えていたんだが・・・。 その後の記憶がまったくない。 そう、私はそのまま眠りについてしまった・・・ バイクに乗った状態で・・・ しかも、運転しながら・・・ そんなことが出来るのか自分でも分からないが、後で聞かされた話事故現場までの記憶が一切ないのだから・・・ そう、私は事故ってしまいます。 寝ながらバイク乗ってたらそら事故る。 聞いた話では、パジェロに轢かれてバイクは下敷きになってぺっちゃんこ、私はボンネットにのって、その後5mほど先まで飛ばされたそう。 私を引いた運転手はすぐに救急車を呼び、私の携帯を見つけて、リダイヤルで事故を知らせたそう。(リダイヤルが彼女になってなくて良かった~) で、救急車で運ばれる私。もちろん気を失ってます。 そのころの私は、頭を打っていて、良くあることらしいが、記憶が続かない状態だった。 気分としてはすごく目覚めの悪い朝、無理矢理起こされているような感じ・・・。 なんどもなんども救急隊員に名前を聞かれ、住所を聞かれ、もう静かに寝かせてよって感じやのに、無理矢理意識を戻させようとされていた。 そんなときに、何処かで聞き覚えのある呼び出し音。 んん。 あ、携帯なってる。 そう、これぞ条件反射。 必死に携帯を探してる私(まるでパブロフ) 救急隊員が、これ探してるのか? と携帯を差し出す。 で、携帯を受け取って、でる。意識はモウロウ状態で・・・ 私:「もしもし」 相手:「あ、ふくやんさん?」 私:「はい」 相手:「なにしてるんですか?なんか変な電話かかって来ましたよ。」 私:「なにしてる?・・・・ん~」 何してると聞かれて、何をしてるか考え出す私、そして救急車のなかで回りを見渡して考えた結果 私:「今な~ 」 ・ ・ ・ 私:「ちょっとバスのってるねん!」 それを聞いていた救急隊員はびっくりして、わたしから携帯を取り上げ、説明しだす。 私はまた、そのまま深い眠りにつくのでした。 私はなぜそんなことを言ってしまったのか・・・、未だに謎です。 別にバスに乗る習慣などなく。前に乗ったのがいつかも覚えていないくらいなのに・・・。 深層心理では、バスを求めているのだろうか・・・ |